2008年08月04日

富士登山二日目

こんばんは、こぶとりおじさんです。また遅い時間にUPします。

続きの二日目です。


<富士登山二日目>

高山病にかかってしまった私は、夜、山小屋で仮眠をとることもできず、ただただ時間が過ぎるのを待っている感じでした。

少し動けば、頭痛と吐き気が襲います。こんな状態で、登山を続けられるのか心配でした。

そして、午前1時半起床。ほとんど眠れませんでした。まだ続いている頭痛と吐き気。ホントにやめたいと思いました。

しかしながら、同行者に促され、御来光を見に出発しました。時刻午前2時です。

本八合目からは、吉田口と須走口の登山道が一緒になるので、この時間帯は御来光を見る人でいっぱいでした。ある意味渋滞状態です。

御来光を頂上で見たかったのですが、私の体調は最悪・・・ 少し登っては休憩し、ちょっと登ってまた休憩・・・ 

こんな状況では御来光に間に合いません。

というわけで、同行者に申し訳なかったのですが、途中で御来光を見ることになってしまいました。

天気はあまりよくなくて、雑誌やテレビなどで見る御来光ではなかったのですが、きれいな御来光を見ることができたと思います。



(実はこの時、自分はもう限界に近づいていて、元気もなく、やっとカメラを取り出して撮った御来光です。もう少ししてから撮ったほうが、朝日が雲から顔を出した画が撮れたんじゃないかなって思いました。ゴメンナサイ。そして、日の出時間も覚えていません。なにしろ限界状態でしたから・・・)

御来光を見ている最中も頭痛と吐き気はおさまらず、スイマセン、よく覚えていませんでした。後から考えたら、かなりもったいないことをしたなと後悔しています。

しばらく休憩して、気持ちを奮い立たせて、頂上まで行くことを決意しました。

そこから20分ぐらい登って、鳥居が見えました。

もう上を見ると建物が見えています。

もうちょっとだって思ったら、急に元気が沸いてきました。なんとか頂上まで行ってやるゾと奮起しました。

そして午前5時過ぎ、頂上の神社に着くことができました。


やりました。つらかった・・・ ホント道中はキツかった・・・

俺、本当に富士山に登ったんだ。そして頂上まで来たんだ。そう考えていたら、さっきまでの頭痛と吐き気はどこかにいってしまいました。高地に体が慣れたのか、気持ちが打ち勝ったのか、何で頂上で体調が回復したのか不思議でした。

ここの神社でお守りを買って、友人へのお土産にしました。


頂上の天気は全然よくなくて、霧が発生していて、何しろ寒い・・・ デジカメを撮ろうと手袋を脱ぐと、本当に真冬並みに手がかじかみました。ホント寒いんだなと思いました。

ここには山小屋もあって、さらにお店もあって、登山者でにぎわっていました。やっぱり多いんだなぁと感じました。色々な人がいました。腰の曲がったおばあちゃん、これで登ってきたのって思うぐらい軽装の人、そしてなぜだか、自衛隊の人が多くいました。(何かあったの?それともトレーニングのため?)

しかし、ここはホントの頂上ではなく、「剣が峰」といって、測候所がある所が本当の3776mの頂上です。予定ではそこまで行くつもりだったのですが、天気は悪く、体調も回復したとはいえ不安だったので、時間に余裕はあったのですが今回はここでやめて下山しました。

下山道も天気はいっこうに回復しませんでした。

途中、雪があるのを見かけました。

万年雪というものですね。

そして、長い長い下山道を通り、五合目に帰ってきました。時刻は午前10時でした。 

帰りの時間までかなり余裕があったので、頂上で食べる予定だった朝ごはんを食べてゆっくりしていました。

そして帰りのバスに乗り、途中、山中湖湖畔にある温泉に入り、新宿まで帰ってきました。帰りのバスの中は爆睡状態でした。

その後、無事に郡山に帰ってきました。


このブログの目的の一つ、富士山に登るということ、達成できてホントによかったです。体調は最悪でしたが御来光も見れて感動しました。

ただ心残りなのが、本当の頂上である「剣が峰」に行けなかったことがホント悔しくてなりません。

なので、やはりもう一度行きたいっ・・・と思いますが、実は、すぐに行きたいとは思いません(だって、ホントにキツかったんだから!)

ただ、本当に一回は登ってみるべきだと感じました。あの光景は、富士山でしか味わえないですから。

自分の人生の中で、かなりいい経験をしたなとあらためて感じる日となったように思います。  

Posted by こぶとりおじさん at 02:10Comments(2)富士登山関連